◇第2回酷道走行ツーリングオフ会 2002年(平成14年)8月4日(日)

第2回酷道走行ツーリングオフ会

 2002年に入ってからツーリングオフ会を開催していなかった。2002年5月に第2回酷道走行ツーリングオフ会を企画したことがあったが、私自身の都合で中止となってしまった。本舗のオフ会も開かないまま時は過ぎて行く・・・ フェリーを利用したR4

94走行オフ会も企画したが参加者0で企画倒れとなり、今年はオフ会を開催しないまま終わるかと思われた。

 やがて3ケタ国道放浪記の掲示板においてR309行者還林道が話題となった。聞く所では、国道分断区間を結ぶ林道区間が国道に昇格してR309になったとのこと。そういえば、かれこれ3年ほど行者還林道を走っていないことに気が付き、それならばと、私個人の実走調査も兼ねて第2回酷道走行ツーリングオフ会を企画した。行き先というか走る道はR309行者還林道である。開催日は2002年8月4日(日)。R309行者還林道を通りR169を北上。R169伯母峰峠旧道と大滝ダムに沈むR169旧道を走って大阪に帰るという周遊コースを考えた。

 ところが7月下旬の大雨で地盤が緩み、R169伯母谷地区において土砂崩れが起こり、大迫ダム〜新伯母峰TN間のR169が全面通行止めになると言うアクシデントが発生した。かなり大規模な土砂崩れのようで、復旧は未定だという。現場には迂回路もないためにR169は完全に分断されてしまった。幸いにも自然災害の多いR309行者還林道は土砂崩れなどはなく、R16

9の迂回路としてR309行者還林道が指定されたために奈良県北部〜南東部(上北山村・下北山村)の交通は確保されていた。

 行き先を変更することも考えたが、メインであるR309行者還林道が通行可能なので行き先というか走る道を変更しないでオフ会を開催することにした。

激しく大渋滞・・・

 集合場所は奈良県吉野郡黒滝村のR309沿道にある道の駅『吉野路くろたき』。ここに午前10時に現地集合とした。さて、8

月4日(日)当日、KSRUは問題なくエンジンがかかった。8時半前に自宅を出発。5分ほど走った所にある泉北高速鉄道和泉中央駅に向かい、ここで参加者の1人である『バイクTekuTeku紀行』の管理人であるタヌタヌさんと合流する。タヌさんにとっては久々のバイクツーリングだという。仕事で忙しいのだが、この日のためにスケジュールを調整して参加されたとか。晴れて良かった。

 2台となって奈良県黒滝村に向かう。泉北ニュータウンを抜けてR309に入る。大阪南部から奈良県へ抜ける幹線道路なので交通量は多い。水越峠のBPである水越TNが開通・供用開始された1997年(平9年)以来、R309を走る車・トラックは激増している。今日は日曜日ということでトラックの姿は少ないが、車が大変多い。見ているとBBQの道具を満載したランクルや家族連れ、カップルの車が多い。

 1人であれば適度な所でホイホイと抜いて進むのだが、オフ会ではそういう訳にはいかない。大人しく車列に入って進む。千早赤阪村に入り2車線区間に入る。前を走る車は約10台。ダラダラと60k/hぐらいで走っている。大阪府と奈良県の境にある水越TNに入ると、走行ペースはかなり遅くなり40〜50k/hとなる。先頭の車が初心者なのかサンデードライバーなのか分からないが、かなり慎重に走っているのだ。車がいなければKSRUでも80k/h以上で走っているので、半分ぐらいのペースだとだんだんとイラついて来る。前を走るランクルの排気ガスをもろに受けていたので気分も悪くなる・・・ あかん、限界や・・・・

 TNで追い越しを掛けるという暴挙はしない。TNを出て水越峠旧道合流点付近から分岐するR309旧道に入る。奈良県御所市関屋地区の集落を抜ける狭路は走る車もなく、のんびりと走ることが出来た。同じ40k/hでも車列の後ろについて走るのと、前に何もない状態で走るのとでは気分的に全く違うものなのだ。

 旧街道の町並が残る名柄地区を抜けてR24に出る。少し北上して室交差点から再びR309に入る。ふと見てみると、先ほどまで前を走っていた車が信号渋滞に引っ掛かっていた。少し得した気分になる。ところがこの先、富田交差点を先頭にR309は1kmほどに渡って大渋滞が発生してた。ややこしい交差点の構造が災いしているのだ。すぐさま脇道に逸れ、R309南側にある集落内を通る狭路を通り抜けて大口峠まで一気にショートカットする。こういう時はバイクだと行動しやすいので便利だ。狭路では、水越TNまで前を走っていたランクルの姿が見えた。この道を知っているとは地元の人なのだろう。

 R309戸毛BPに入った所でガス欠によるエンスト・・・リザーブに入れて進み近くのGSで給油する。給油予定していたGSが休みであったことがガス欠の原因でした。(^^;)

 給油した時点で9:30。いつもよりかなり時間がかかっている。渋滞が原因だ。しかし吉野口付近から黒滝までなら、バイクであれば30分ぐらいで着くことが出来る。少しペースを上げて進むが、大淀町に入り車坂交差点でも大渋滞・・・ すり抜けして進むが、市街にあるR370との岡崎交差点でも大渋滞が発生していた。まじめに車列に入っていたのではいつ着くか分からないので、町中の道を走って吉野川を渡り対岸のr39経由で大淀町内の渋滞区間をクリアした。下市町に入ってからもr48経由でR309をパス。下市温泉手前でR309に戻った。

 ここからは広橋峠を越える区間。2001年(平13年)11月に広橋TNが開通したので、かなり時間が短縮されるはず。車は多いが流れは良いので順調に進んで行く。このペースなら10時までに間に合いそうだ。

 ところが広橋BPを過ぎた辺りで大渋滞が発生していた。それも半端な距離ではなく2km近い渋滞だった。事故かと思ったら、この先にある狭路区間で観光バス同士が離合不可能となり、立ち往生しているというのだという。こういう場合、バイクだと行動しやすい。すり抜けと追い越しを掛けて一気に渋滞の先頭まで進む。

 現場では観光バス同士が離合出来なくなり立ち往生していた。(上の写真) 普通ならばバスのどちらかがバックして道を譲るのだが、真後ろを走っていた乗用車がバスのすぐ後ろで停まっている。その後ろにもギリギリまで迫って停まった車が・・・その繰り返しの結果が先ほどの大渋滞の長い列。ということで観光バスはバックすることすら出来ず立ち往生してしまったのだ。

 渋滞の列の中では携帯電話で警察に電話して当たり散らしているドライバーもいたが、狭路区間での走り方を心得ていればこんなことにはならかなかったのだ。原因は観光バスではなく、バスの真後ろを走っていた数台の車のドライバー。彼らが車間距離を空けて対向車の動きを観察していればこんな渋滞は発生しなかったのだ。山道やローカル道の走り方を知らないドライバーが増えている。どうにかならないものか・・・

 見かねた観光バスの乗客が降りて交通整理をしている。バスの立ち往生地点ではバイクがすり抜けする隙間もなく、ここで私らも足止めを喰らう。やがてわずかな隙間が出来たので、そこを通って大渋滞区間をクリアした。

 そんな訳で集合場所である道の駅『吉野路くろたき』に到着したのは10:30過ぎ。予定よりも30分遅刻した。

道の駅にて

 平日なら閑散としている道の駅『くろたき』なのだが、夏休みの日曜日だけあって大混雑していた。片隅にバイクを停める。入れ替わりにどこかのグループが出発して行ったが、それ以外にはソロのCB650ライダーがいただけで、オフ会参加者らしきライダーの姿はない。CB650ライダーも渋滞で疲れ切ったそうで、『適当に走って帰りますわぁ〜』と言って去って言った。

 現地集合の人も渋滞に巻き込まれているかも知れないと思い、茶店に入り朝昼兼用の食事と

する。しばらくすると次々と車が入ってきた。どうやら渋滞は解消されたようだ。

 1時間ほど待ってみる。しかし参加者らしきライダーの姿は見えない。どうやら参加者は私とタヌさんだけのようだ。今回も第3回ツーリングオフ会同様2人だけのツーリングオフ会となってしまった。

R309行者還林道往路

 道の駅を出発してR309を天川村に向かう。新川合TNではTN内で追い越しをかけて来たどアホがいた。こういう時、すぐにブレーカーが切れるのが泉州人。追いかけようとしたが対向車が来たので諦める。あのような自分勝手なドライバーがいるから事故が絶えないのだ。

 天川村川合地区に到着。大峰山の麓に向かうr21分岐点を過ぎると、R309は快適な2車線国道から1〜1.5車線幅の狭路酷道となる。普段なら交通量の少ないのんびりしたローカル国道なのだが、川遊びなどのレジャーに来る観光客の車と、R169から迂回してくる車などで交通量が非常に多い。

 天川村川合地区から2kmほど進むとミタライ渓谷に到着する。バイクを停め、階段を登り遊歩道を少し歩く。、立派なコンクリートの橋と吊り橋を渡って渓谷を見る。緑で覆われた渓谷は、いかにも『夏の渓谷』という感じの所だ。紅葉の季節に来れば、きっと素晴らしい光景になるのだろう。紅葉のシーズンには撮影に来てみよう。

 ミタライ渓谷を出発する。素堀TNを越えるとR309は断崖下を進む狭路となる。路面状態も悪くなり、落石が転がっていたり舗装が荒れている箇所もある。所々にある道幅の広い所には、川遊びに来ている人達の車の駐車場と化しており、普段でも狭い道はさらに見通しの悪い狭路とな

っていた。鬱蒼とした谷間の狭路を淡々と進んで行く。

 川迫ダムとダム湖を過ぎると、やがて行者還林道入口に到着する。ここからR309行者還林道区間に入る。国道に昇格したとは言え狭路であることには変わりはない。道は1車線幅の区間が多くなり、路面には落石が多くなり舗装が剥がれている箇所も目立つようになってきた。すれ違う車が多いのは、やはりR169の迂回路となっているためだろうか? 車同士の離合が目立ち、かなり苦労して離合していた。

 Y字路に到着。R309はここを右に向かう。左に進むと3kmほどで行き止まりとなる。このY字路からは急勾配・急カーブの続く1車線舗装路となる。道の左側には十津川の源流の1つである川迫川の上流にあたる布引谷があるが、水はなく石だらけの谷となっている。やがて左の急カーブを曲がると急勾配の坂道となり、少し進んだ所でふと左下を見ると、さきほど走ってきた道が足下の遙か下の谷底に見える。

 断崖下の狭路を淡々と進んで行くと、やがて行者還TNに到着した。TNの天川村側は登山客の車の駐車場と化していた。ピーク時にはTN内にも車を停めていることもあるのだ。さて、行者還TNは改修工事を受けてかなり立派なTNになっていた。入口には電動シャッターが設置されていた。あちこちのTNを越えているが、電動シャッターが設置されているTNは初めてだった。これで冬期通行止め期間中は、完全に通行止めに出来るのだ。

 1kmほどのTNを越えると上北山村に入る。TN入口近くにR309国道標識があった。天川村

今回唯一の参加者、タヌさん。R309行者還林道の途中で撮影。撮影:あめふらし→

側には1枚しかなかった国道標識が、上北山村には5枚ほど設置されていた。

 4kmほど進むと断崖上の狭路になる。足下にはウネウネとR309の道が見える。ここからわずかの距離で一気に谷底に下るのだ。エンジンはかけたまま、Nだけで無動力で下ってみる。すると意外なことに3kmほど何もしないまま下ることが出来た。

 途中で何度かタヌさんに撮影してもらいながら下って行く。やがて北山川の源流の1つであるナメゴ谷沿いの谷底に下りる。ふと山腹を見てみると、先ほど走ってきたR309の道路が山頂近くに見ることが出来る。林道水太和佐又線分岐点を過ぎるとR169は近い。濡れた路面が多い荒

れた路面の狭路を淡々と1kmほど進むと、上北山村天ヶ瀬地区のR169との合流点に到着。今回の酷道走行オフ会のメイン道路である行者還林道走行を終えた。

R169伯母峰峠旧道

 R169とR309行者還林道との交差点には、ガードマンが立っていた。『R169全面通行止め』という看板がり、R169ではなくR309に迂回するよう指示しているのだ。聞くと新伯母峰TNまでは走ることが出来るというので、TN南側の伯母峰峠旧道入口まで走ることにする。通行止めなので吉野方面から下ってくる車は皆無。1台の車に会うこともなくR169伯母峰峠旧道のTN南側の分岐点に到着した。

 伯母峰峠のR169旧道は、2001年(平13年)4月に一度走っている。ただこの時は途中まで進んだ所で工事通行止めのために引き返した。今年に入ってからR169を走ると『工事通行止め』という看板がなか

ったので、工事は終わったものと思い今回のコースに組み入れたのだ。

 R169旧道は、分岐点から500mほどはダートのままとなっている。昔のダート国道の雰囲気が残っている区間だ。平坦な所では水溜まりが出来ているが走行に支障はない。やがて急勾配の坂道となるが、路面には大きな石がゴロゴロと転がり、深い轍が出来ている。

 坂道を登り終えると舗装路となっている。改良工事で路面は真新しいアスファルト舗装となり、真新しい側壁が出来上がっている。ほとんど車の通らない道を改良して整備しているのだ。

 改良された道を進むが、路面には木の枝や倒木、1つ10cm以上の大きな石がゴロゴロと転がっている。整備したのは良いが、その後の管理は今ひとつのようだ。

 この先はダートと舗装路が断続して進む。ダート区間は側壁工事が終わりあとは舗装を待つだけの砂利ダートの路面となっているのだが、舗装路は落石がゴロゴロと転がっている。どちらを

←ダートのR169旧道を走る管理人@あめふらし。この付近は昔の面影が濃い。撮影:タヌさん

走っても注意が必要な路面であった。タヌさんは絶好調という感じで軽快に走っていった。

 やがて伯母峰隧道の南口に到着。北口が見当たらず謎の多い廃棄されたトンネルだ。そこから程なく走ると、大台口TN南口手前でr40と合流。分岐点には『通行止め』と書かれた看板とゲートが設置されていた。道中、対向車と1台も会わなかったの

は、実は工事中で通行止めになっているからであった・・・(^^;) 通行止めでなくても、会う車はなかっただろう。

旧道の舗装路を快走するタヌさん。撮影:あめふらし→

 近くにある伯母峰峠園地に寄って休憩。日曜日だというのにここにある売店は閉まっていた。やはりR169全面通行止めの影響か。しばらく休憩した後、15時頃に園地を出発。R169を目指してr40を下って行った。

 ところで伯母峰峠園地の男子便所の大便用、汲み取り式なのだがクソならぬゴミで満杯になっ

ていた。見るからに観光客が捨てて行ったと分かるコンビニ袋に入ったゴミばかり・・・ 便所はゴミ箱ではない。

 観光地で出たゴミは自分の家まで持ち帰るというのが鉄則。観光客の常識が疑われる。常識のない観光客が増えているのは嘆かわしい。小一時間・・・・・・以下略。

R309行者還林道復路

 r40でR169まで下り新伯母峰TN北口前に出る。吉野方面に抜けることが出来ないので、トンネルを抜けてR309分岐点へ戻る。私の場合、ツーリングで同じ道を往復するのは珍しいことなのだが、帰る道がないので仕方がない。

 車の走っていない新伯母峰TNを抜けてR309行者還林道分岐点に到着。ガードマンに挨拶してR309に入る。少し進むと、前にどこかのツーリンググループの集団が走っていた。GPZ(?)を先頭にZRX1100が2台。真ん中はねーちゃんライダーが操るZRX1100だった。狭路なので抜くわけにはいかず、この後ろについて走る。端から見ると5台のツーリンググループに見えるかも知れないなと思いつつ走る。

 前を走るツーリンググループのライダー、こういう悪路は走り慣れていないのか、ぎこちなくバイクを操っている。大型バイクで1車線狭路を走るのは取り回しがしんどいので分からないでもない。私もZRX1100で走っていたら同じようにぎこちなく走っていたかも知れない。

 ところが真ん中を走っているねーちゃんライダーなのだが、見通しの良い悪いを関わらず、なんと右カーブではイン寄りに入って進んで行くのだ。先頭がいるので大丈夫なのだろうけど、見通しの悪い山道の右カーブでインに入って曲がるのは対向車と衝突する可能性が高く自殺行為に近い。先頭を車が走っているので、対向車がいても車が停まるので分かるので、わざとインをついて走っているのだろうか?車だけでなくバイクでもこういう運転をする人がいるとは・・・ 小一時間・・・以下略(^^;)

 行者還TNを越えて天川村に入る。急坂を下り切って布引谷沿いに進む区間に入る。道幅は1.5車線幅となり少しは走りやすくなる。『抜けそうかなぁ〜』と思ったら、後ろを走っていたタヌさんが私と先行するバイク3台、そして車を一気に抜き去った。『・・・?』呆気にとられる私をおいて、タヌさんは先先進んで行ってしまった。あとで聞いてみると、バイク達のあまりに遅い運転が嫌になり抜き去ったのだという。いやはや・・・

 行き止まりへの道の分岐点で待っていたタヌさんが、再び私の後ろについた。ここからはダラダラと川迫川沿いに淡々と狭路を進んで行く。進むにつれて前を走る車が増えて行く。川遊びをしていた人達が帰る時間帯に当たってしまったのだ。中にはカーブの途中でUターンをしようとしていたアホもいたので、狭路区間を抜けるのに時間がかかってしまった。

 天川村川合から整備された2車線道となる。前を走っていたバイク3台は『水を得た魚』、『新しい電球に取り替えた照明』、『新しい乾電池に入れ替えたおもちゃ』のごとく、元気になり一気にスピード出して走り去ってしまった。しばらく追いかけるが、平坦区間ではKSRUと大型バイクとでは話にならない。一気に距離を空けられてしまった。

 追いかけるのも疲れてしまい、道の駅『吉野路くろたき』に入る。往路とは違い、あっという間のそしてハラハラドキドキのR30

9行者還林道復路であった。

続・激しく大渋滞・・・

 16時に到着した道の駅『吉野路くろたき』は相変わらず混雑していた。休憩していると、最近バイクに乗り始めたという50歳代のおっちゃんライダーとであった。うれしそうにバイクの話をするおっちゃんだった。

 帰りも同じような所で渋滞しているだろうということで、R309を走らずにr135〜r48を走って下市まで下る。あまり知られていない道なので、あまり車は走っておらず快適に走ることが出来た。

 所用で18時までに自宅に帰らないと行けないタヌさんと別れ、下市温泉に1人立ち寄る。3年ぶりの下市温泉で酷道走行の疲れを癒す。やはり旅の疲れには温泉だ。

 給油のために大淀町までR309を走る。R370との岡崎交差点角にあるGSで給油。店員に尋ねると、今日はこの夏一番の混雑だったそうだ。

 大淀町からのR309はやはり渋滞。大阪方面車線は、どこまで続くか分からないほど車列が続いている。R370〜R24〜r30でR309に出るというコースを即座に思い描くが、渋滞は大淀町市街だけだろうと思いそのままR309を進んで行った。ところがこれが甘かった。車坂峠交差点からいきなり停滞に巻き込まれる。車が全く動いていないのだ。ここでは過去何度か渋滞に遭ったことはあったが、せいぜい500mほどで終わっていた。ところが渋滞は車坂峠の坂道を下りても続いていたのだ。すり抜けしてゆっくりと進み、渋滞の先頭に出る。原因はr222との交差点。信号の間隔が短いために渋滞が起こっていたのだ。ゴルフ客を考慮しすぎだ。

 戸毛BP区間は難なくクリアする。しかし大口峠から冨田交差点にかけてはまたもや渋滞が発生していた。迷わず往路走った裏道を走る。かなり先まで裏道を走りR309本道に戻るが、今度はR24との室交差点を先頭に渋滞が発生していた。どれだけの車が待っているのだろうか。数える気にはなれない。すり抜けして進んで行き室交差点で先頭に立つ。ここまで渋滞・渋滞・渋滞の連続だった。

 r30との名柄交差点を過ぎて水越BP区間に入ると、今までうっぷんを晴らすかのように、一気にスロットルを空ける。80ccのKSRUで70〜80k/hで坂道を登り、ほぼペースを維持して水越TNへ突入。TN内では先行車にじゃまされ60〜70k/hぐらいまでペースを落とすが、おおむねハイペースを維持して走り続けた。(^^;)

 大阪府富田林市でもまたもや渋滞。これはいつもの渋滞だたtので、すり抜けしてクリア。金剛からいつもの道に入り、走り慣れた道を淡々と走って自宅には19時過ぎに到着した。『日曜日に天川村には行くべきではない・・・』ということを改めて認識した。

 晩、タヌさんから18時半頃に無事に自宅に到着されたとのメールを頂いた。タヌさんも渋滞を嫌って裏道を走って帰られたとか・・・ とにかく事故もないまま無事に酷道走行ツーリングオフ会は終了した。

【第2回酷道走行ツーリングオフ会レポート終わり】

>オフ会00−05TOP