瀬戸内海を渡ろう!

 

〜しまなみ海道編〜

 

向島と因島を結ぶ因島大橋。向島から撮影。

3つある本州・四国連絡ルートの中で3番目に開通したのが尾道・今治ルート。

広島県尾道市と愛媛県今治市を、途中6つの島を通って結ぶのがこのルートです。

1960年代から調査が行われ、1969年(昭44年)に工事着工が閣議決定されるも、

第4次中東戦争によるオイルショックにより工事が凍結。

その後いろんな経緯を経て、まず1975年(昭50年)12月に大三島橋、

1977(昭52年)1月に因島大橋の工事が開始されました。

1979年(昭54年)9月に大三島橋が開通(供用開始)したのを皮切りに次々と大橋が完成・供用開始され、

1999年(平11年)5月の多々羅大橋と来島海峡大橋の開通(供用開始)によって、

閣議決定から30年を経てようやく尾道・今治ルートが暫定的に全通し、

尾道市と今治市の両市は西瀬戸自動車道で結ばれることになりました。

西瀬戸自動車道は『瀬戸内しまなみ海道』と呼ばれ、開通(供用開始)以来、多くの人達が

バイクや車、徒歩・自転車などで渡っています。

 

(注意)

西瀬戸自動車道(しまなみ海道)は、2000年5月現在、生口島と大島ではまだ建設中なので

全通していません。暫定部分供用(もしくは暫定全通)というのが正しいので、ここではそのように扱います。

しまなみ海道〜尾道・今治ルート〜

 鉄道と併用されている瀬戸大橋や、世界最長の吊り橋である明石海峡大橋というように

先に供用された大橋(ルート)には特徴がありました。

『しまなみ海道』には、他の2本の橋とは大きく異なる特徴があります。

それは、徒歩・自転車・原付バイクで渡ることが出来ることです。

原付バイクなら普通バイクの約1/8の値段で渡れます。

またいくつかの島の間には、連絡船が残っています。

(調査日:2000年5月26日)

(注意)

内容は走った当時のものです。現在では通行料や乗船料などが改定されていたり、

廃航などで渡れない場合もありますので、訪れる場合は予め確認して下さい。

☆★☆ ご案内 ☆★☆

しまなみ海道を渡ろう!

(自動車道編)

126cc以上のバイクと車は、自動車専用道の西瀬戸自動車道を走らなくてはな

りませんが、自動車専用道はただ単に通過するだけとなるので走る気になれませ

ん。そのうち機会があれば(気が向けば)自動車専用道を走ります。

しまなみ海道を渡ろう!

(原付道編)

【1】  【2】

125cc以下のバイクは原付専用道を走らなくてはなりません。徒歩・自転車道と

は分離されていますので、歩行者・自転車を心配せずに渡ることが出来ます。

徒歩・自転車で渡ろうかと計画している方もご覧下さい。

 ちなみに125cc以下のバイクだと合計510円(片道)で渡ることが出来ます。

【1】:来島海峡大橋/伯方・大島大橋/大三島橋

【2】:多々羅大橋/生口橋/因島大橋/尾道大橋

連絡船で渡ろう!

『しまなみ海道』暫定部分供用開始(暫定全通)により、三原今治国道フェリーな

どいくつかの航路は廃航となりましたが、全てが廃航になったわけではなく、まだ

連絡船は残ってます。今回は『しまなみ海道』に平行する連絡船に乗ってきました。

尾道渡船に乗ろう!

尾道市と対岸の向島の間には合計6つの渡船があります。その全てに乗ってきま

した。

海峡を渡ろう